もう10年以上まえ、自分が小学生か中学生だったころに、占いが流行していましたね。やっぱり、女子はそういったものが好きだったんだと思います。
少女マンガ雑誌や、ファッション雑誌のうしろのほうに載っている星占いはもちろん、恋占いや相性占い、オーラについての占い特集が組まれているときもありました。
毎月買っているファッション雑誌で、恋愛占いが特集でスペシャル記事になっているときは、教室でみんな集まって運勢などを見ていたことを、とてもよく覚えています。
中学生なので、男子に興味をもちはじめ、クラスやセンパイに好きな人ができはじめる時期です。みんな、気になっているクラスの男子や、部活のセンパイなどと自分の相性や運勢について、真剣に見ていました。
当時、中学生二年生だったわたしは同じバスケットボール部のヒロキセンパイという人に、ひそかに恋心を寄せていたので、センパイと自分の生年月日や星座を占いで照らし合わせながら、一喜一憂していました。
教室で占いを見ていて、クラスの男子に好きな人がばれた子もいましたね。そんなときはちょっとしたクラスの事件になったりして、中学生なりのドキドキを楽しんでいました。
雑誌に載っている占いをたよりに、告白などのアクションを起こす子が多かったですね。告白の成功率が高まる日にちを狙って、初恋の相手に告白をする子が続出していました。いまとなっては、ほんとうに懐かしい思い出ですね。
占いをたよりに導き出した日にちと場所に、友達の好きな男子を呼び出す役目を担当したこともありました。
恋愛占いをきっかけに、告白が成功してカップルになった子は、たしかわたしの友達のなかでは3人くらいいたと思います。
はじめての彼氏を、占いをきっかけに作れたなんて、なんだかとっても甘酸っぱい話しですよね。